カリキュラム
１．全学教育の日本語
東北大学で学士号を取得する留学生を対象に、全学教育科目として、上級レベルと初級～中級前半レベルの日本語科目を開講しています。
- 上級レベル：日本語で学位を取得する一般コースの留学生を対象としています。専門的な文章の読み書きなど、大学での学習に必要な日本語力を身につけます。
- 初級～中級前半レベル：英語で学位を取得する国際学士コース（FGL Program）の留学生を対象としています。日常的なやり取りに必要な四技能（読む・書く・聞く・話す）を、総合的に学びます。
２．日本語研修教育
日本語研修教育は、上記の全学教育の日本語科目以外の、全学の外国人留学生・外国人研究者を対象とする日本語教育です。以下、三つに分けて紹介します。
１）全学対象日本語プログラム
「外国人留学生等一般課程」として、入門から上級までの6レベルにわたり、各種の日本語および日本文化演習の授業を開講し、全学の留学生・外国人研究者の日本語習得と日本社会へのスムーズな適応を支援しています。また、「一般課程」の中上級科目と全学教育科目を合同で開講することによって、留学生と日本人学生が意見交換や共同作業を通じて交流しつつ主体的に学ぶことのできる「国際共修ゼミ」を年間30クラス程度提供しています。華道、茶道、和菓子作り、和太鼓など日本の伝統文化を体験しつつ学ぶ「特別講義」も年5回実施しています。
２）国費留学生のプログラム
国費留学生を対象とするプログラムは二つあります。一つは「日本語研修コース」で、東北大学もしくは近隣大学の大学院進学予定者および教員研修プログラム参加者に対して、短期集中日本語教育を行っています。もう一つは「日本語・日本文化研修留学生プログラム」で、自国の大学で日本語や日本文化を専攻している学生を受け入れ、１年間日本語や日本の文化・社会を深く理解するための教育・研修を行っています。
３）短期留学生受入プログラムの日本語授業
東北大学では、JYPE（Junior Year Program in English）、IPLA（International Program in Liberal Arts）等、短期（1年もしくは半年）の留学生受入プログラムが複数開設され、協定校からの交換留学生が多数参加しています。各プログラムの中の日本語の授業を企画、運営しています。
