中国語の背景と世界での位置づけ

故宮2(北京)

故宮(北京)

故宮(北京)

故宮(北京)

中国語は,中国・台湾・シンガポール等の国や地域で公用語として用いられており、使用人口は上記の地域だけでも13億以上。また、世界各地にも多くの華僑・華人が居住しており世界の5人に1人が話す世界中で最も使用人口の多い言語です。中国語はまた国連の公用語の1つでもあります。
中国は世界で最も大きな経済力がある国です。その為、中国語を操る事ができればその分ビジネスチャンスとキャリアアップが期待できます。中国関係の政治・経済・文学・歴史等の人文科学系の分野は勿論の事、近年では医歯薬理工農系の学術文献・特許文書といった理工系の分野でも需要が見込まれています。
日本は歴史的に見て、漢字をはじめとする中国文化の影響を色濃く受けてきました。近年、政治経済方面の国家レベルまたは旅行や学生同士の交流等の市民レベルでの日中関係が緊密化してきていますが、現代こそ相手国の言語を真摯に学び、互いに正しく理解しあうことが重要になってきていると言えましょう。地大物博と称される中国は非常に多くの方言が存在しますが、皆さんが大学で学ぶのは、北京方言を中心とする中国北部方言を基礎とした「普通話」と呼ばれる共通語です。ひとたびこの言語を学べば、中国国内は勿論のこと、世界各地の中華系の人々と交流することが可能となります。

学習方法・参考となるホームページの紹介

東北大学の中国語教育は、時代のニーズに合うよう授業の質を高める努力をしてきています。カリキュラムは基礎中国語から展開中国語、更に上級のクラスも提供しており、それぞれのレベルの要望に応えています。基礎中国語では、中国語の基礎をマスターしてもらうために、週2回の授業で、しっかりと基礎固めをしてもらいます。中国語は日本と同じように漢字を使っていますので、学習が容易なように感じられます。ただ、日本人の学習者にとって、中国語の発音は難しいとよく言われます。それは、「四声」と言われる4つの声調によるものです。授業では、初期の段階でこの四声を徹底的に学習し、一生モノの語学力を養成します。皆さんの中国語学習を強力にサポートすべく、会話、読解、聴解など総合的な語学力の育成を目指しています。1つの言語を学ぶことで新たな世界を知ることができます。是非東北大学で楽しく中国語を勉強してください。
中国語学習参考リンクには、以下のものがあります。

・東京外国語大学言語モジュール:中国語
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/zh/

・大阪大学世界言語eラーニングサーバ
http://el.minoh.osaka-u.ac.jp/lang/chinese/index.html

紹興(浙江省)

紹興(浙江省)

香港

香港

チャン(羌)族(四川省)

チャン(羌)族(四川省)

カリキュラム

中国語は、China – Tibet語族に属し、孤立語、声調言語(Tone Language)に分類され、語順によって意味が決まるという日本語と異なる文法構造、言語学的な特徴をもちます。また、36の母音、21の子音、これらの組み合わせによってできる400ほどの音節があり、さらにその上に4種類の音の高低、すなわち声調を有します。中国語はこのような複雑な音声体系を有しますが、同時にこれによってメロディーのように美しい音の響きを伴うことになります。

日中両国には、2千年にわたる長い文化交流の歴史があり、ともに漢字文化圏に属することで、中国語に学びやすい、親しみやすいという魅力が感じられるかもしれません。また、今日の中国の経済発展に伴い、両国間の人的、物的交流は、ますます活発になっており、中国語の必要性、中国語学習の重要性は一層増しているといえるでしょう。

では、上記のような言語学的な特徴を有する中国語に、どのようにアプローチしてゆけばよいのか、どうすればマスターすることができるのでしょうか。そのポイントは、極めてシンプルな“多听(duō tīng)!多说(duō shuō)!”です。すなわち発音学習を始め、とにかく耳と口を使って、たくさん聞き、たくさん話すこと、さらにネイティブと会話してみるなど、音声を伴う学習、耳と口のトレーニングを徹底することです。

東北大学には現在1,000人近い中国人留学生がおり、また、東北大学学生向けのマルチメディア教材やスマートフォン利用の復習用教材が開発され、図書館には中国語学習用の多読資料も多数備えられているなど、中国語を学ぶ上で豊かな学習環境が提供されています。

東北大学の中国語教育は、こうした学習環境を活かし、さまざまな言語学習活動を通して、中国語の総合的実践的コミュニケーション能力を育成し、さらに中国の文化、社会への関心を育むことを使命としています。そして幅広い価値観と世界観、多文化共生の礎の上に、日中の言葉の架け橋を築くことを目指します。

教員紹介

現役の東北大学生からのメッセージ

教育学部4年生 尾形 秀

私が本格的に中国語を勉強し始めたきっかけは、大学一年生時の国際交流の授業で初めて中国人の友人ができたことでした。彼らと共にご飯を食べた時に、片言の中国語で「おいしい」と話しかけてみたところ、皆満面の笑みを浮かべてくれました。単純なことですが、これがきっかけで、中国語の腕を磨いて多くの中国人と話してみたいと思うようになりました。

中国語を学習する上で私が一番大切にしていたのは、「楽しむこと」でした。多くの中国人と友達になり、話をしました。楽しんで学習することが一番だと思っています。

研究成果

『マルチメディア 中国語初級テキスト KOTOTOMO ことばを友に』が出版されました。

2017年4月、大学初修中国語向け教科書:『マルチメディア 中国語初級テキスト KOTOTOMO ことばを友に』(朝日出版社)が出版されました。本書は、本機構の部局ビジョン推進事業の成果の一部で、「実践的中国語コミュニケーション能力を育成するためのブレンディッドラーニング用教科書及びその指導法と評価法の開発」チームの趙秀敏講師(代表)、張立波講師、上野稔弘准教授、今野文子講師、三石大准教授が執筆・編集したものです。本書は、研究成果の社会への還元という観点から、東北大学と朝日出版社による産学連携事業として企画され、授業用教科書、指導用映像DVD教材、評価用各課小テスト及び試験問題を開発し、さらに音声と動画がストリーミング配信(下記)で提供されています。
音声の配信
動画の配信
本書は、同年4月より、東北大学初修中国語の実授業で使用が開始され、並行して実施されている実証実験を通して、教育効果を確認するとともに改善点を明らかにしてゆく予定です。なお、2018年4月からは、本書は、朝日出版社より販売され、全国の大学で使用可能になります。お問合わせは下記まで。
http://www.asahipress.com

アプリ「初級中国語 KoToToMo(ことばを友に)」が配信されました。

2017年4月、大学初修中国語向けアプリ:「初級中国語 KoToToMo(ことばを友に)」が配信されました。本アプリは、JSPS科研費(15K02709)の助成を受け、「中国語ブレンディッドラーニングのためのスマートフォン利用復習教材の開発と評価」研究チームの趙秀敏講師(代表)、三石大准教授、大河雄一助教、今野文子講師、冨田昇教授(東北学院大学)が、大学初修中国語向け教科書:『マルチメディア 中国語初級テキスト KOTOTOMO ことばを友に』の復習教材として設計・開発したものです。本アプリは、スマートフォンの音声認識機能と録音再生機能を活用した音読練習、及び語の並び替えによる文型練習からなり、学習者はいつでもどこでも、気軽に楽しみながら練習を行うことができます。また、学習管理システムにより、学習履歴が詳細に記録されることで、学習者は、自己の進捗状況や誤答傾向などを把握することができ、また学習動機を高めることも期待できます。
本アプリは、同年4月より、東北大学初修中国語の復習教材として使用が開始されましたが、下記により無料で配信されており、自由にご利用いただけます。

初級中国語 KoToToMo(ことばを友に)
iPhoneアプリ
Androidアプリ

東北大学 中国語 eラーニングの情報

授業外で中国語の勉強を進めたい人のために、ウェブブラウザ経由で利用可能なeラーニングシステムを導入しています。 自宅などの学外からでも、語彙、聴解、読解のトレーニングをすることができます。

主な中国語資格試験