Masako HAYASHI

林 雅子 准教授

専門分野 日本語学、日本語教育
東北大学研究者紹介ページ https://www.r-info.tohoku.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=cvclient_view_main_init&cvid=7000019152&display_type=cv&block_id=469#_469

専門分野は日本語学と日本語教育です。日本語学の分野では、副詞を対象に研究を続けており、「動詞由来の副詞的成分の『副詞度』に関する計量的研究」というテーマで大阪大学大学院にて博士号を取得し、独立行政法人国際交流基金日本語教育専門家としてチリ共和国サンティアゴ大学にてアドバイザー業務に従事しました。現在は他品詞由来の副詞的成分の副詞度や、スペイン語と日本語の副詞の対照研究を行っております。
東北大学では、日本人学生と留学生協働の国際共修授業にて、マルチメディアを活用して自国の言語・文化を伝え合う授業や、留学生の視点から敬語や日本語を考え、コーパスを活用して分析する授業を行ってきました。
そのような中COVID-19により留学生の渡日が困難となった状況に対し、協働型HyFlex授業を行うことで国際共修授業の質を維持してきました。さらに現在ではメタバースやVR技術を授業に取り入れることで、コロナ前の授業よりも質が高く、渡日していない留学生でも参加できる新たな国際共修授業の構築を模索しております。
こうした取り組みによって日本人学生、留学生双方にとって「意味ある交流」が実現できるような授業にしていきたいと考えております。

・「日本語とスペイン語の副詞の形態的特徴に関する対照言語学的研究」 『語彙論と文法論をつなぐ―言語研究の拡がりを見据えて』斎藤倫明・修徳健編(ひつじ書房)2022年

個人のホームページのリンク
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/03/in-focusvol017.html